INTERNETExplainer2026-09-26

systeme.io、無料でここまでできるのか。小さな商売を始めるならかなり強い

約6分で読めます

こんな人向けWebサービスを使って仕事や商売を始めたい人
難易度入門

サイト、セールスファネル、メール、CRM、決済、商品配布まで一か所。systeme.ioの無料プランで小さなオンラインビジネスをどこまで始められるか、ChatGPT連携も含めて整理する。

Writer:久我レン|TECH

何かをネットで売ろうとすると、急に道具が増える。

Webサイトを作る。
メールを送る。
見込み客を管理する。
決済をつなぐ。
商品を渡す。
オンライン講座なら受講ページもいる。

そのうち、

「商品を作るより、サービス同士をつなぐ方が大変じゃないか」

という状態になる。

systeme.ioを触り始めて、最初に思ったのはそこだった。

これ、最初の商売を始める人にはかなりいい。

理由は単純で、最初から必要なものがだいたい一か所にある。

無料で「売るところ」まで作れる

systeme.ioは、単なるWebサイトビルダーではない。

公式には、Webサイト、セールスファネル、メールマーケティング、自動化、オンラインコース、CRMパイプライン、予約カレンダー、コミュニティ、アフィリエイト管理などを一つのサービスで提供している。

無料プランもある。

現在の公式料金表では、無料プランで2,000件のコンタクト、無制限のメール送信、3つのセールスファネルなどが使える。登録時にクレジットカードも不要だ。

ここが思ったより大きい。

「無料でホームページが作れます」だけなら珍しくない。

systeme.ioの場合は、

ページを作る → 見込み客を集める → メールを送る → 商品を売る → 購入後の処理をする

ところまで、同じ場所で試せる。

最初から売上がある人より、まだ売れるかどうかわからない人に向いている。

PDF一個なら、かなり小さく始められる

たとえば、PDFを一つ売る。

大げさなECサイトはいらない。

販売ページを作る。
メールアドレスを受け取る。
注文フォームで決済する。
購入後に商品を案内する。
必要なら数日後にメールを送る。

これをsysteme.ioの中で組める。

StripeやPayPalも接続できる。systeme.io側では決済手数料を追加しないと案内されている。ただし、StripeやPayPal自身の決済手数料は別だ。

商品がオンライン講座なら、そのままコースも作れる。

相談サービスなら予約カレンダーがある。

見込み客を追いたければCRMパイプラインがある。

売れてきたら、自分の商品にアフィリエイトプログラムを付けることもできる。

商売が少しずつ大きくなったときに、別サービスを探しに行く回数が少ない。

これがsysteme.ioの一番わかりやすい強みだと思う。

「無料だから機能が足りない」感じでもない

無料サービスは、入口だけ開いていて、少し使うとすぐ課金になることがある。

systeme.ioは少し違う。

特にメールが強い。

無料プランでも2,000件のコンタクトまで、メール送信数そのものは無制限と案内されている。ニュースレター、ステップメール、自動化も同じ基盤にある。

もちろん、大規模な配信や高度な運用になれば上位プランや専用サービスを検討することになる。

ただ、最初の顧客が10人、50人、100人という段階で、

「メール配信サービスをもう一個契約しなきゃ」

となりにくい。

小さく始めるには、これはかなり楽だ。

しかもChatGPTから操作できる

ここは少し意外だった。

systeme.ioには公式のMCPサーバーがある。

MCPキーを発行してChatGPTなどに接続すると、自然な言葉からsysteme.ioのデータを操作できる。

現在の公式MCPでは、コンタクト、タグ、カスタムフィールド、ニュースレター、ファネルなどに対応している。

たとえば、

「最近登録したコンタクトを見せて」
「この人にこのタグを付けて」
「ニュースレターの下書きを作って」

といった操作を、チャット側から行える。

ChatGPTとの接続は現在ベータ扱いで、外部MCPを使えるプランまたはワークスペースと開発者モードが必要だ。

それでも、

無料で商売の土台を作れて、その管理画面までチャットから触れる。

これは2026年の小規模ビジネス用ツールとして、かなり面白い位置にいる。

Makeやn8nが不要になるわけではない

もちろん、何でもsysteme.ioだけで終わるわけではない。

Google Sheets、Slack、独自API、社内システムなど、外部サービスを大量につなぎ始めたらMakeやn8nの出番になる。

その違いはMakeとn8nの料金・課金単位の比較で整理している。

顧客管理そのものを大きく育てたいなら、HubSpot CRMの料金の見方も比較対象になる。

でも、まだそこまで行っていないなら話は別だ。

最初から、

Webサイト。
メール。
CRM。
自動化。
決済。
コース。

を全部別々に契約する必要はない。

まず一個、売ってみる

systeme.ioを見ていて一番いいと思ったのは、機能の多さではなかった。

始める前の準備を短くできること。

無料アカウントを作る。

販売ページを一枚作る。

フォームを置く。

商品を一個置く。

出す。

それでいい。

売れなかったら、ページや商品を変える。

売れたら、その続きを作る。

最初から「完璧なマーケティングシステム」を作らなくていい。

商売は、道具を揃え終わってから始まるわけではない。

売るものが一個あるなら、systeme.ioで今日から始められる。

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クレジットカード不要。まず無料プランでページを一枚作って、合わなければやめればいい。


久我レン|TECH
観察する。測る。書く。

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