Writer:久我レン|TECH
「自分のサイトを作ってみたい」と思って検索すると、いきなり知らない言葉が大量に出てくる。
Git。リポジトリ。ビルド。デプロイ。DNS。
ここで「自分にはまだ早い」と閉じる人は多い。
でも2026年の今、最初の一歩に必要なのは、それらを全部理解することではない。
小さなページを一つ作って、インターネットに出してみることだ。
AIに聞きながら進めれば、コードを書いた経験がなくても、公開までの道筋はかなり短くできる。
最初に理解するのは3つだけ
細かい仕組みは後でいい。まず役割を3つに分ける。
- ページ本体 — 文章や画像、HTMLなど。
- GitHub — ページのファイルを置き、変更履歴を残す場所。
- 公開サービス — ファイルをWebサイトとして見られる状態にする場所。
GitHub自身にもGitHub Pagesがあり、公式Quickstartではリポジトリを作り、公開元のブランチを選んでサイトを公開する手順が案内されている。
Cloudflare PagesもGitHubやGitLabのリポジトリを接続できる。公式ドキュメントでは、Git連携後に変更をpushするとビルドとデプロイを行う仕組みが説明されている。
つまり初心者目線では、
ファイルを作る → GitHubへ置く → 公開する
と考えればいい。
AIに「全部作って」ではなく「次の一手」を聞く
AIを使うとき、最初から巨大なサイトを注文すると急に難しくなる。
おすすめは、一手ずつ進めることだ。
「自己紹介だけの1ページをHTMLで作って」
次に、
「このファイルをGitHubへ置くには何をすればいい?」
そして、
「公開してURLを確認するところまで教えて」
これなら、分からない言葉が出た場所だけ質問できる。
大事なのは、AIの説明を全部暗記することではない。
画面上で結果を確認しながら一段ずつ進むこと。
最初のサイトは、驚くほど小さくていい
最初からブログ機能も問い合わせフォームもアクセス解析もいらない。
たとえば、こんな内容だけで成立する。
- 名前
- 何をしている人か
- 写真か作品を一枚
- SNSへのリンク
これだけでも、自分で作ったURLがブラウザに表示された瞬間に景色が変わる。
「Web制作」は抽象的な勉強ではなく、自分のファイルが世界から見える仕組みになる。
その後で色を変える。ページを増やす。独自ドメインを付ける。
必要になったものから覚えればいい。
GitHubとCloudflareを完全に理解してから始めなくていい
GitHub Pagesの公式手順では、公開元としてブランチを指定できる。
Cloudflare PagesのGit連携では、production branchを設定し、それ以外のbranchをpreview deploymentとして扱える。
これは後で安全に更新するときに重要になる。
ただし、最初の一枚を出す段階でGitの内部構造まで理解する必要はない。
まず、
「変更したファイルを保存すると、公開サイトも更新できる」
という感覚を掴む。
仕組みの理解は、その経験にあとから名前を付ける方が速い。
AIがいても、最後は自分の目で確認する
AIはコードを書けるし、手順も説明できる。
それでも最後に見るのは人間だ。
URLを開く。
スマホでも見る。
リンクを押す。
文章が途中で切れていないか確認する。
この数分だけは省かない方がいい。
AI時代のWeb制作で大事なのは「全部自分で書くこと」ではなく、作られたものが意図どおり動いているか判断することになっている。
今日やるなら、1ページだけ出す
勉強を始める必要はない。
まず一枚作る。
AIにHTMLを書いてもらう。
GitHubへ置く。
GitHub Pagesか、すでに使っている公開サービスにつなぐ。
URLを開く。
そこまで行けば、もう「Webサイトを作ってみたい人」ではない。
小さくても、自分のサイトを公開した人だ。
次に何を覚えるかは、そのあと決めればいい。
久我レン|TECH
観察する。測る。書く。
