Makeとn8nは、どちらも「アプリとアプリをつないで仕事を自動化する」道具だ。
見た目も似ている。ノードをつないで、Gmail、Slack、CRM、AIなどを動かす。
でも料金の考え方はかなり違う。
Makeはモジュール操作、n8nはワークフロー実行が軸
Makeでは、シナリオ内のモジュールアクションがクレジットとして積み上がる。
n8nのクラウド料金は、公式説明ではworkflow execution単位が基本で、1回のワークフローが何ステップあっても「実行」として数える。
長いフローほど、この差は効く。
現在の料金を並べる
2026年9月23日時点。
Makeは10,000 credits/月表示で、Core $12、Pro $21、Teams $38。Freeは最大1,000 credits/月。
n8nは年払い表示で、Starter €20/月で2,500 executions、Pro €50/月で10,000 executions。Businessは€667/月で40,000 executions、セルフホスト前提の企業向け機能が増える。
単純なドルとユーロの比較だけでは決まらない。何を1単位として課金するかが違うからだ。
Makeが向きやすいケース
Makeは視覚的に組みやすく、対応アプリも多い。
「まずSaaS同士をつないで業務を動かしたい」「サーバー管理をしたくない」という人には入りやすい。
一方、処理が長くなるとモジュール数ぶん消費が積み上がるので、シナリオ設計とクレジット計算は必要になる。
Makeの料金とクレジットの見方も先に読むと分かりやすい。
n8nが向きやすいケース
n8nはクラウド版に加えてCommunity Editionを自分でホストできる。
API、コード、独自処理を深く入れたい開発者や、実行環境を自分で持ちたいチームには強い。
ただしセルフホストは「無料だから楽」ではない。アップデート、バックアップ、セキュリティ、障害対応は自分たちの仕事になる。
AIエージェント時代は「1回の処理」が長くなる
AIを挟むと、1つの業務が長くなりやすい。
情報取得 → AI分類 → 条件分岐 → CRM更新 → メール作成 → 通知、という流れを作れば、ノード数は増える。
だから今後は「月額が安い方」より、自分のフロー構造と課金単位が噛み合う方を選ぶのが重要になる。
結論
Makeは始めやすさとSaaS連携の軽さが魅力。
n8nは自由度、セルフホスト、複雑なフローで強みが出やすい。
短い定型フローならMake、長く複雑な処理や自前運用を重視するならn8n、という切り口から試すと選びやすい。
