CRMGuide2026-10-12

HubSpot importで重複が増えた。まずRecord IDを見る

約6分で読めます

こんな人向けHubSpotへCSVをimportするRevOps・CRM管理者
難易度実務

HubSpotへCSVをインポートした後に重複レコードが増える原因を、Record ID・Email・Company domain name・unique identifierの観点で整理。再インポート前の確認順も解説します。

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HubSpotへCSVをインポートしたあとで、同じcontactやcompanyが増えた。この事故は、import画面の操作だけではなく、CSV側のunique identifierが何になっているかを先に見ると切り分けやすくなります。

HubSpot公式では、既存レコードの更新や重複回避に、objectごとのunique identifierを使うことが案内されています。

  • Contact: Email、Record ID、unique property
  • Company: Company domain name、Record ID、unique property
  • Deal / Ticketなど: Record IDまたはunique property

まずここが曖昧なまま再インポートしないことが重要です。

最初に見るのは「何を同一レコードとみなすか」

CSVに同じ会社名が並んでいても、HubSpotが会社名だけを見て必ず同一companyとして扱うわけではありません。

既存レコードを更新したいなら、既存レコードを一意に特定できる値が必要です。

たとえばcompanyなら、Company domain nameやRecord IDが候補になります。contactならEmailやRecord IDです。

この列が欠けている、または意図せず重複していると、create/updateの意図とHubSpot側の判定がずれます。

ContactとCompanyで使うidentifier列と、空欄・重複を確認する順番

Duplicate record ID が出る場合

HubSpotのエラー一覧では、同じRecord IDをファイル内で複数回使うと Duplicate record ID として扱われ、該当レコードは更新・associationされないと説明されています。

確認する順番は次です。

  1. Record ID列を抽出する
  2. 空欄を確認する
  3. 同じRecord IDが複数行にないか確認する
  4. 重複している場合、同じレコードを複数行にする必要が本当にあるか確認する
  5. 不要な重複行を除いて再importする

単純なcontact-company associationなどでは、同一contactを複数companyへ関連付けるため複数行が必要なケースもあります。重複=即削除ではなく、その行が何を表しているかを先に確認します。

Emailの重複も見る

Contact importではEmailがunique identifierとして使われます。

同じEmailが複数行に入り、行ごとの内容が食い違っていると、どの値を採用するか分からなくなります。

特に確認したいのは次です。

  • 大文字小文字や空白を除いたら同じEmailにならないか
  • 同じEmailに異なる氏名・会社が紐づいていないか
  • secondary emailを使っていないか
  • Record IDとEmailが別レコードを指していないか

HubSpotではRecord IDをunique identifierに使うと、他のunique identifierより優先されます。Record IDとEmailを両方入れたから安全、とは限りません。

Company domain nameの重複

Company importではCompany domain nameが重要です。

同じdomainを複数companyに持たせたい運用もありますが、通常の「1社=1domain」運用なら、import前に重複domainを確認した方が安全です。

たとえば次のようなケースです。

name,domain
Acme Japan,acme.com
Acme US,acme.com

これが意図した親子会社表現なのか、単なる重複なのかで対応は変わります。

再import前の最小チェック

HubSpotへ戻る前に、CSVだけで次を確認します。

  • Record IDの空欄
  • Record IDの重複
  • Emailの重複
  • Company domain nameの重複
  • ヘッダー重複
  • 行ごとの列数ズレ
  • 引用符崩れ

構造側だけ先に切り分けたい場合は、HubSpot CSVインポート前チェックから無料のCSV Quick Checkへ進めます。CSVはブラウザ内だけで処理します。

「Create only」と「Update」を混同しない

HubSpotのimportでは、createだけしたいのか、既存レコードをupdateしたいのかでも挙動が変わります。

既存データを更新するつもりなのにunique identifierがないと、新規作成になったり、期待した更新にならない可能性があります。

逆にcreate onlyで既存identifierと一致する値を含めれば、その行がimportされない場合があります。

CSVを直す前に、今回のimportがcreateなのかupdateなのかを言語化する。 これだけでも重複事故はかなり減ります。

まとめ

HubSpot importで重複が増えたときは、まずCRM画面でmergeを始める前にCSVを見ます。

特に見るのは、Record ID / Email / Company domain name / unique propertyです。

import前に識別列と構造を確認しておけば、重複を作ってから消す作業を減らせます。

構造チェックに加えて、指定列の必須値・重複もまとめて確認したい場合は、CSV Preflightでローカル検査できます。HubSpot APIやCRM内のproperty存在までは検証しないため、最終判断はHubSpot側のmapping画面でも確認してください。

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