GEARExplainer2026-09-22

会社のPC、なぜ3年で急に遅く感じるのか

CPUが突然老化するわけではない。アプリ、ブラウザ、会議、同期、ストレージ。仕事側が重くなることで、同じPCの余裕が消えていく。

買ったときは快適だった会社のPCが、3年くらいすると急に重く感じる。CPUが年齢を重ねて疲れているように見えるが、半導体が毎朝ため息をついているわけではない。

大きいのは、PCより仕事のほうが太ることだ。

ブラウザが仕事場になった

3年前よりタブが増え、Webアプリが増え、ビデオ会議をしながらチャット、クラウド同期、AIツールを同時に動かす。ひとつひとつは軽くても、常駐する仕事が積み重なる。

特にメモリが少ないPCでは、余裕がなくなるとストレージへの退避が増え、切り替えのたびに「一拍待つ」感覚が出やすい。

ストレージの空きも地味に効く

写真、動画、ダウンロード、クラウド同期のローカルコピー。数年使えばデータは増える。空き容量が極端に少ない状態では、OSやアプリが一時ファイルを扱う余白も狭くなる。

「古いから遅い」ではなく、まず空き容量、起動時に動くアプリ、ブラウザのタブ、同期ソフトを確認したほうがいい。

買い替え判断はベンチマークより待ち時間

数字で10%遅いかより、毎日何回待たされるかを見る。

この待ち時間が毎日積み上がるなら、PC価格だけでなく人の時間も比較対象になる。

逆に、ストレージ整理と常駐アプリの見直しで戻るなら、まだ使える。買い替えは「3年経ったから」ではなく、現在の仕事に必要な余白がなくなったかで決めるのが分かりやすい。