CSV / Guide / 2026-09-21

CSVインポート前チェックリスト|事故を減らす8項目

CSVをCRMや業務システムへ入れる前に確認したい、文字コード・ヘッダー・必須値・重複・列数・型・バックアップ・テスト投入の8項目。

CSVインポートの事故は、派手なエラーより「通ったように見えて一部だけ壊れる」ほうが厄介だ。

文字化け、必須値の空欄、重複登録、列ずれ。インポート後に気づくと、修正よりも「どこまで壊れたか」の調査に時間を取られる。

そこで、CSVをアップロードするに確認したい項目を8つに絞る。

1. 元ファイルを残す

修正作業を始める前に、受け取ったCSVをそのまま保存する。

「直した後のCSV」しか残っていないと、どの変更が原因だったか追えない。ファイル名に日時や版番号を付け、元データは触らないのが安全だ。

2. 文字コードを確認する

日本語を含むCSVでは、UTF-8とShift_JISの違いで文字化けが起きることがある。

インポート先が受け付ける文字コードを確認し、変換が必要ならコピー側で行う。元ファイルは保存したままにする。

3. ヘッダーを見る

1行目の列名に次がないか確認する。

とくに重複ヘッダーは危険だ。同じ列名が2つあると、ツールによっては片方だけを採用したり、意図しない上書きが起こる。

4. 必須値の空欄を探す

顧客ID、メールアドレス、SKUなど、インポート先で必須になる列を決める。

その列に空欄があれば、インポートを始める前に止める。「必須列が存在する」だけでなく、各行に値が入っているかを見る。

5. 一意であるべき値の重複を探す

メールアドレス、商品コード、外部IDなど、一意であるべき列は重複チェックする。

重複が見つかったときは、すぐ削除せず「本当に同一レコードか」を確認する。同じメールアドレスでも別担当者として扱う業務はある。技術的な重複と、業務上の重複は別物だ。

6. 行ごとの列数を確認する

CSV内のカンマ、改行、ダブルクォートが正しく囲まれていないと、1行だけ列数が増減することがある。

たとえば備考欄に「札幌, 北海道」のようなカンマが入り、引用符が壊れているケースだ。

正常なCSVパーサーで読み込み、すべてのデータ行がヘッダーと同じ列数になるか確認する。

7. 日付・数値は「見た目」ではなく値を見る

2026/09/21、2026-09-21、09/21/2026 のように日付形式が混在すると、インポート先で解釈が分かれる。

電話番号や郵便番号も、表計算ソフトが数値として扱うと先頭の0が消えることがある。

インポート仕様で必要な形式を決め、それに合わせる。

8. いきなり全件投入しない

最後に、少量のテストデータでインポートする。

5〜10件程度で項目マッピング、文字化け、重複処理、日時、0埋めが正しいか確認する。問題がなければ本番データへ進む。

30秒版チェックリスト

手元で壊れ方を試したい場合は、ZEROHANDの無料CSVサンプル4種を使える。正常、必須値欠損、重複、重複ヘッダーを入れてある。

CSVチェックで大事なのは「全部自動で直す」ことではない。インポート前に止まれることだ。